すでに「ポストシーズンゲームはこうしろ!」のページでも触れているのですが、ラグビーのトップリーグでは独特の勝ち点(マッチポイント)制が採用されています。
- (4)勝ち
- (2)引き分け
- (1)7点差以内の負け
- (0)8点差以上の負け
- (1)勝ち負けに関わらず4トライ以上
たとえ負けても、7点差以内かつ4トライ以上なら、(4トライ未満の)引き分けと同等の勝ち点「2」が得られる仕組みです。2つのボーナスポイントは、運営サイドがどういう試合を提供しようとしているかを反映しています。マッチポイントによって試合内容をコントロールしようとしているのです。
たとえば残り1分で14点(2トライ2ゴール)差でも、負けているチームはトライを奪ってゴールを決めれば、勝ち点「1」をとれます。負けているチームの尻を叩いているわけです。たとえば、24(3T3G+1PG)対10で残り5分、勝っているチームが相手ゴール前でペナルティをもらったとします。この制度でなければペナルティゴールで3点を加える「安全策」が妥当でしょうが、この制度の下ではトライを狙うことになるでしょう。
W杯では03年豪州大会からこの勝ち点制が採用されました。トップリーグは03年の発足当初からこの制度です。初年度の03-04年シーズンはW杯を挟んでいます。スーパー12が何年から始めたのか、調べてみましたが判明しませんでした。
いずれにせよ、私がこの(画期的な)制度を知ったのは03年のことだと思われます。当然、野球ファンである私としては、この勝ち点制を野球に導入できないかと考えます。で、次のような素案ができていたのです。今回、はからずも他サイトの掲示板で披露する機会があったのですが、2ちゃんを容量オーバーで書き込み不能にしてしまった(らしい)方の執拗なレス攻勢で埋没してしまいましたので、ここに再録しておきます。
★11回からタイブレーク(一死満塁の任意打順、記録は別集計)
★9回以前の終了:勝ち(10)、負け(0)
★10回で決着:勝ち(9)、負け(1)
★タイブレーク:勝ち(8)、負け(2)
★降雨等によるコールド引き分け(5)
★完封勝ちにはプラス1
★9回まで6与四死球以上は勝ち負けにかかわらずマイナス1
★3回終了時に3点ビハインドで4回以降に同点も逆転もなく負けたらマイナス1
★6回終了時に3点ビハインドで7回以降に同点も逆転もなく負けたらマイナス1
アマは得点差によるコールドゲームが採用されることも多いので、これは得点差によるコールドがない場合です。まあ、NPB向けです。たとえば次の試合では、勝ちチームの勝ち点は「11」、負けチームの勝ち点は「-2」となります。
先 300 000 000=3
後 000 000 000=0
完封勝ちに「プラス1」を与えるのは、10対0の9回裏一死三塁の場面でも、簡単に外野フライを打たせるようなシーンを見たくないと考えているからです。負けたチームを減点すると、この場面でスクイズに出るかもしれませんので、勝ちチームにプラスしたほうがよかろうと。
6与四死球以上を「マイナス1」にするのは、四球連発の試合を見たくないからです。これはかなり多くの賛同が得られるのではないかと思われます。最後の2つは、序盤・中盤で大差がついたときに、馴れ合ったゲームをしてほしくないからです。
どんなマッチポイントを考えるかは、どんな試合を見たい(見たくない)と思っているかを映す鏡です。なお、この素案を再録するに当たり、私は「異論・反論、大いに結構。それが私の肥やしになります」というスタンスであることを改めて明記しておく次第です。まあ、私はそういう方針で「セットポジション」を運営してきたのであって、とくに「皮肉」のつもりはないのですが…。
>★9回まで6与四球以上は勝ち負けにかかわらずマイナス1
私はこれには反対です。四球で出した走者をどう得点に結びつけるかも野球の醍醐味だと思いますので。
あと、いつフォアボールを出すかわからない荒れ玉投手も、一つの魅力かと。
攻撃回数が不均衡かもしれない最終得点を基準にして、ポイントに差をつけることができませんね。
>四球で出した走者をどう得点に結びつけるかも野球の醍醐味だと思います
うーん。塁に出た理由はあまり関係ないと思いますが…。
>いつフォアボールを出すかわからない荒れ玉投手も、一つの魅力かと。
たとえ荒れだ球が持ち味であろうとも、ま私が許容できるのは(9回完投で)6個程度です。
>
>うーん。塁に出た理由はあまり関係ないと思いますが…。
そうですか? プレーヤーやベンチサイドから見たら、四球で出した走者が帰って来るというのは、ヒットで出た走者を帰すのとは微妙に意味合いが違うような…
まあ、ポイント制と別の問題かも知れませんが。
走者として出塁してしまえば、安打だろうが四球だろうがエラーだろうが色がついているわけではありませんから…。まあ、不運なエラーで走者を許したときは、何がなんでも守り切ってやろうという意識が働くものかもしれません。それを言い始めたらキリがないかも…。
私もこれには反対です。
9回表1死2・3塁、2点ビハインドの守備側が既に5つの四球を与えている場合、満塁策で逆転の可能性にかけるより四球を出さずにマイナス1を回避する策を選ぶチームが出てきそうです。
>>いつフォアボールを出すかわからない荒れ玉投手も、一つの魅力かと。
>たとえ荒れだ球が持ち味であろうとも、ま私が許容できるのは(9回完投で)6個程度です。
先発が荒れ玉の投手だと、その後を受けるリリーフ投手がいやがりそうです。
2点差なら、普通に満塁策でしょうね。勝ち点「1」を惜しんで、「10」を逃すような選択はないと思います。
まあ、この勝ち点制だと、2位チームが6四球目を出した瞬間に優勝決定というシーンも考えられるので、それは勘弁してほしいところですが…。
>先発が荒れ玉の投手だと、その後を受けるリリーフ投手がいやがりそうです。
そんなデリケートな神経なら、救援投手には向きませんね。
こういう素案をみると、あら捜しをしてみたくなりますが、なかなか見つかりません。見事ですね。
NPBのタイブレークでの導入を前提に考えると、1)そもそも引分けは必要か?という疑問は浮かびます。
また、
>3回終了時に3点ビハインドで4回以降に同点も逆転もなく負けたらマイナス1
2)味方打線が、3回まで0点だと仮定しても、2失点点までは、マイナス1を回避したという事で、投手には一定の評価が与えられる事になります。
①防御率6.00(別に複数投手の継投でも構いませんが)、②クオリティースタートの基準が、6回自責点3である。以上の2点を考えますと、ポストシーズンとはいえ、このような投手が評価される事に、いささか疑問を覚えます。
まぁどちらも、導入の目的には関係ないのでしょうが。
この勝ち点制は、ペナントレース向けのものです。PSGは、無理に勝ち点制にしなくても延長13回からのタイブレークにするだけでよかろうと考えています。
2)
ポイントは個人記録に反映されるものではありません。
もともと、このブログは「セットポジション」内の記述の誤りについて、ご指摘を承るために運用しているものです。ですから、私は「あら探しを歓迎します」のスタンスなのですが、今回の件に関しては「セットポジション」に対応するページはありませんので、むしろ「俺のこの案のほうが面白いはず」という投稿を期待しています。
たとえば、これはペナントレースの話ですが、どうせ勝ち点制にするなら、「スーパーひとし君」を導入するのも面白いかもしれません。各チームの監督は年間9試合、明日は勝てるという試合にボーナスポイント「1」を賭けることができるようにするのです。
このボーナスポイントは実際に勝ったチームの取り分とします。賭けたチームが負けて、みすみす相手にポイントを与えることだってあり得るわけです。監督の評価がわかりやすくなるかもしれませんね。
当然のことですが、弱いチームはボーナス対象試合が多くなるはずです。「それを屈辱と考えるなら、強くしろ」という叱咤になるかもしれません。
このポイント制(案)ですが、四球にのみ罰則があり、ヒットに加点がないのは片手落ちかなと思います。
たとえば10対0で負けている9回、すでに5四球が出ていて、3ボールになったしまった場合など、ど真ん中に投げてヒットを打たせることを選択するでしょう
例えば5安打で+1点、10安打で+2点等のルールは追加したほうが良い気がします
大差のついた終盤の四球ほど、苛立たしいものはありません。
いっそのこと、ど真ん中に投げて潔く打たれてしまえ、と。
この場面、どうせ「アンリトン・ルール」では盗塁できません。
四球の走者が出ても面白くないのです。
話の起点としては、「どんな野球が見たい(見たくない)のか」です。それに応じたポイントを与える(減じる)だけです。
私の素案がどうだこうだも結構ですし、それはもちろん承りますが、
「自分はこんな試合が見たい。だから、こんなポイントを考えた」という
ご意見をいただけると嬉しいな、と。
2ちゃんからお見えになっている方が少なくないのでしょうが、
誰かさんは「正しいか正しくないか」を出発点にしているわけです。
私は「面白いか面白くないか」でスタートしています。
たとえば、私が「ハイタッチでアウト」に強く反発するのは、
そんな野球はつまらないだろう、というそれだけの理由です。
「大差のついた終盤の四球」は確かに腹立たしいですが、先発ピッチャーが崩れた試合で2番手以降も打ち込まれ一方的に点差がひらいていく展開もあまり見たくありません
既に大差がついており、今更打たれても試合展開に変化が無いマウンドだからこそ頑張って欲しいという趣旨で考えてみたのですが(リリーフには酷な話でしょうけど)
それでも、10安打完封負けで「2」ゲットというはどうも…。
攻撃(守備)イニングが等しくない試合が半分くらいあることを
前提にしなければならないので、試合終了時の得点とか
安打数とか塁打数とか四球数とかにポイントを付与するのは
できるだけ控えたいと私は考えています。
>「自分はこんな試合が見たい。だから、こんなポイントを考えた」という
>ご意見をいただけると嬉しいな、と。
なるほど。
私は、短期決戦(オリンピックなど国際試合)、試合数の多いリーグ(プロ)、少ないリーグ(大学)どれでも使えそうなシンプルなのを考えました。
★9回で決着:勝ち(5)、負け(0)
★延長で決着:勝ち(4)、負け(1)
タイブレークを導入する場合、
★タイブレーク:勝ち(3)、負け(2)
タイブレークの場合、勝ちと負けの差が1ポイントというのが特徴(?)です。
同ポイントの場合は
★イニングあたり得点-イニングあたり失点
(いわゆる「得失点差」ですが、イニング数を考慮に入れています)
> タイブレークの場合、勝ちと負けの差が1ポイントというのが特徴(?)です。
はい、それでもいいと思います。私も「8-2」でなくても「7-3」でも
「6-4」でもいいと考えています。
> 同ポイントの場合は
> ★イニングあたり得点-イニングあたり失点
はい、いいですね。
ただ、日程的に難しいなら仕方がないのですが、
むやみに細かいポイントをつけたり、
細かい第2基準、第3基準を設けることで、
プレイオフというおいしい試合が見られなくなるのは、
「策士、策に溺れる」の類かもしれません。
ペナントレースの場合、引き分けがあることで
同率プレーオフの機会が奪われているわけですね。
「2.5」ですかね?
>私も「8-2」でなくても「7-3」でも「6-4」でもいいと考えています。
タイブレークをサッカーのPK戦と考えると、「6-4」かな? とも思います。
先攻の立場から言えばどちらも大差ないということになろうかと思います。
しかし、4点差以上開いた場合の後攻、ということを考えた場合には、ランナーが1人足りなくてもいいから、アウトをひとつ減らしてほしいということもあるように思います。
このあたりはセイバーメトリクスともからむ論点になりましょうが、いかがでしょう。
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